スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

父の野辺送り

2013,8,18

8月13日午前中に、「お父さんが家の前の草刈り中倒れ、救急車で運ばれた。詳しい事が分かったら連絡する。」と、石川の田舎のご近所様から電話を頂きました

『もう!、こんな猛暑日に草刈りなんかして。熱中症だわ。』と思って仕事していたら、1時間後、今度は病院のお医者さんから電話が。

「お父さん、発見時恐らく心肺停止で、地元の人が救急車到着まで心臓マッサージやAEDしてくれたようだが、病院から片道30分と遠い場所で、病院搬送まで時間がかかっていた。気管内挿管して、薬も使ったが蘇生できなかった。病院で死亡ではないから警察がはいります」と。ああれええ~~

車で飛ばしても片道7~8時間、お盆の帰省ラッシュに巻き込まれたら、いつ到着できるか分かりません。

ご近所の区長さんや、同じ組の顔役の方、父の従妹夫婦2組と、母方の実家の叔父叔母が動いてくれているようです。

でも、何しろ、70代~80代のおじいちゃんおばあちゃん達、携帯電話なんておしゃれな物を持っていません。

0818-2.jpg

断片的に繋がる情報を便りに、式場の手配をし、病院への引き取りは85歳のおじいちゃん2人が行って下さり、警察の現場検証は70代の叔父叔母が対応し、80歳のおばあちゃんたちが、取りあえず玄関と2間だけ掃除をし(やもめ暮らし20年、想像を絶する~)、組の顔役の80代のお婆ちゃんが、葬儀委員長を決め、お寺さんにしきたりに従って、報告にお米を持参し・・・。ああれええ~~

そして、私が葬儀場に到着するころには、また集まって下さっていました。

片道500キロ、飛ばせる場所は100~120で飛ばして、1回だけ休憩で帰りましたが、7時間かかってしまいました。

夜中12時頃まで、葬式やお寺さんの段取りの相談に乗って下さいました。

地元でのお葬式の作法やお寺さんの対応は分からなかったので、全て、80代従妹夫婦2組が言われるようにしました

5年前に夫の葬儀を一人で出しているし、一般的な事は分かっていましたが、これだけお世話になっておいて、自分の考えで進めることはできませんでした。

「お寺さんは一番上のランクで親寺と小寺は○○円で」「祭壇は中以上で」「香典を受け取らないと言うなら、受付を置いてはいけない、記帳もして貰ってはいけない、会葬御礼のハガキも粗供養も渡さない」などなど・・・

ああれええ~~、記帳してもらわなかったら、誰が来て下さったかもわかりませんよ~~。お礼状も書けませんよ~~。
会葬御礼も渡さないんですか~~??。ホントにそれでいいんですね~~??

0818.jpg

通夜・葬儀はお寺さんがお盆の超繁忙期の為直ぐには出来ず、先にお世話になった方々や、病院・警察・消防にご挨拶に行きました。

これも、従妹夫婦おばあちゃんたちに聞いて、「手ぶら」です。常識的には、最低でもそれぞれに1万円は包みたいところでしたが、「×」のご指示・・・。本当に、それでいいんですか~~??。顔を出す事が大切なんですよね~。

お寺さんも、土地の習慣に従って、帰るまでに3度脚を運びました。

石川県珠洲市狼煙町(のろし)、陸の孤島、と呼ばれる100軒足らずの小さな町です。

どのお家の方々も、殆どが、通夜と葬儀の両方に参列して下さっていました。

ひいおばあちゃんの兄弟の末裔・・・とか、そんな血の薄い親戚の方まで来て下さっていました。ハイ、全てお爺ちゃんお婆ちゃん軍団が手配ですね

ホントに、お年寄りと侮ってはいけませんよ。みんな80代で一家の主で、現役で猟師や百姓やっているんですから

0818-2.jpg

皆さん、口々に言われていたのは「あんたのお父さんほど苦労してきた人はこの狼煙にいない。苦労の多い人生だったけれども、死に方は、誰にも何の迷惑もかけずに、楽な死に方だった。あんな風に死にたいものや。」と。

参列して下さった皆様、深く刻まれた皺、真黒に日焼けして、腰が曲がった方も・・・。皆さん、長年にわたって、父を支えて下さった友人であり、同志であったと思いました。

父は、狼煙で生まれ狼煙で最期を迎える事が出来て、本当に幸せだったと思いました。

年齢も81歳、弔辞をお願いするような若い年では無かったし、参列くださった方お一人お一人と思い出話をすることは今後ないと思ったので、「蛍の墓」になっていてもおかしくなかった、父の生い立ちや生涯を、「喪主挨拶」の場をかりてお話させて貰いました。

0818.jpg

みんな、同じように戦前戦後から続くご苦労をされてきた方方ばかり、ご自分の人生も重ねながら、思い出して下さっていたようです。

そんなこんなで、その土地に生まれ育った私でもひっくり返るような事が沢山ありましたが、無事に葬儀と初七日まで終える事が出来ました。ありがとうございました

こんな事になるまでは、葬儀は地元で行っても、49日法要や1周忌、3回忌などは、利便性を考えて、自分の住んでいる兵庫でしたいと思っていましたが、そんな事は絶対にしてはならない事だと、強く思いました。

さて、20年間のやもめ暮らしの家の後始末と、点在する田畑や山、お墓、跡取りがいない後始末、どうしますかね。「おまえ一代は売るな」と言っていた父の言葉、重いです。

片道7時間・・・、これが過疎化が進む日本の現実です。


大変、個人的な事を長々とまた書きました。いつも、書いて、一区切り付けます。お付き合い下さった方、本当にありがとうございました。

シナモンの母(尾崎幸子)
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

久しぶりに覗いたら・・ 突然のこと、大変でしたね。

そういうときの田舎のおじいちゃんおばあちゃんの
ネットワーク、頼もしいですよね。
父の田舎がそんな風です。

直前までお元気で現役。
おばあちゃん達のおっしゃる通り、お年寄りが
そうありたいと願う最期だったんですね。

それでも家族にとっては寂しい限り。
いずれそんな日が来るとわかっていても
覚悟なんて出来るもんじゃありませんね。
心よりご冥福をお祈りします。

一家の主が亡くなると後は大変。
書類仕事だけでも山盛りですね。
忙しくしてるのはいいことだけど
お疲れが出ませんように。

amocsさん、ありがとう

amocsさん、こんばんわ~。また、ご無沙汰しておりますよ。

お悔み、ありがとうございました。
amocsさんちも、もういらっしゃらないんですよね。

うちは弟が20歳で、母も50代で早々に亡くなったので、父が長生きしてくれて良かったです。
跡取り息子を亡くした失意から立ち直り、母を看とってくれて、やもめ暮らし20年一人で、と思うと、尊敬します。

おじいちゃん、おばあちゃんパワ―とネットワークには、本当に感謝でした。
沢山の方に支えられて、自分が生まれ育って、一家の主として頑張った地元で最期を迎える事が出来て、本当に良かったと思いました。

後始末は、自営業だった夫の時とは、また質の違う大変さがありそうです。
お気遣い、ありがとうございました。

お悔やみ申し上げます。

アンジェリケさん
お父様のこと、突然で驚きました。
お悔やみ申し上げます。

お一人で色々な事を一気にこなされて、さぞ心細かったことでしょう。
田舎の方々の暖かさに救われたのではないでしょうか?
お父様が地域の方々と蜜に関わってくださっていたお蔭ですね。
お父様も、沢山の方々に見送られて喜んでおられることでしょう。
こちらも年寄りが控えておりますので、他人事とは思えません。
実家の両親もこの炎天下草刈などしておりますが、私たちの言うことに
耳を貸そうとしてくれません。
昔から外仕事が好きなので、やめられないのかも知れません。

いつも元気ハツラツなアンジェリケさん!と思っていましたが、
人それぞれ色々な悩みがあるのですね。
悩みのない人などいない!と言いますから、どんな人でも色々な
悩みを抱えているのだと思います。

これから色々な手続きがあると思いますが、お身体に十分気をつけて
ご自分の限界を超えないように注意してくださいね。
ご冥福をお祈り申し上げます。

No title

アンジェリケさん、このたびはお父様の事、
お悔みもうしあげます。
久しぶりに拝見しましたら、びっくりです。

私の父ももう83歳。
千葉にすんでいるので、私の住む埼玉からは、
混んでいても2時間あれば着くので、
近いですよね。
父は、毎日、どんなに暑くても、遠くまでお散歩に
でかけるようです。帰宅時間は暑い時間帯ということで
いつも心配していますが、
何を言っても聞かないようです。

この年代は、頑固でv-355

7時間の距離は、本当に大変ですね。
自分の親は幾つになっても、
元気でいるものと思ってしまいます。
亡くなるのは悲しいです。

アンジェリケさん、本当にお疲れ様です。
そして、お父様のご冥福をお祈りします。
くれぐれもお体、ご自愛くださいねっv-354

katataka さん、ありがとう

katatakasann、こんばんわ~。スミマセン、またご無沙汰していますよ~e-330

丁寧なお悔やみを頂戴し、ありがとうございました。恐れ入ります。
熱中症で救急搬送か、人騒がせな!!、と思っていたので、ビックリしました。

そうですね、仕方ない事ですが、シナモン君のパパがいてくれたらなあ・・・って、思いました。

父は、何度言っても私の家には来なかったんです。「やること無くてボケる。友だちがいない。」って。
だから、最期を地元で迎えられたことは、本当に父にとって幸せだったんですよ。

帰るたびに、お世話になっている方方10軒ほどには、必ずご挨拶に行っていました。
「いつも父が・・・」と言ってはいましたが、これほど助けて貰うとは思っていませんでした。
本当に、ありがたいことでした。

そうですか、katatakaさんちの親御さんも、娘の言う事を聞いてくれないんですね。
元気の証拠ではあるけれども、心配ですね。うちの事を話してやって下さいませ。

色々と、ご心配下さり、本当にありがとうございます。
私の仕事が一番暇な時期に、また、パート先もお盆休みだったし、仕事面では全く支障が無かったんです。
父の偉さに、感心します。

NAEMAさん、ありがとう

NAEMAさん、こんばんわ~。私も、暫く訪問出来ていませんよ~、すみません。

父に、お悔みありがとうございました。
ついつい、ストレスが溜まると、見境なく書きなぐって・・・というか、いつも叫んでいます。
お恥ずかしいですね。お付き合い下さって、申し訳んないです。

そう、NAEMAさんのお父さまも同世代ですね。
あらあら、やっぱり、娘さんの助言を聞いて下さらない。
猛暑の中・・・、やはり心配ですね。元気で長生きしましょう!!。

世の中のおじいちゃまたち、「老いては子に従え」なんて言葉もありますよ~。
戦中戦後を頑張って来た人たちは、負けん気も人一倍強く、ド根性がありますからねえ・・・。

物ごころついた頃に、ひいおばあちゃんも含めて7人家族だったのが、ついに1人か、と思うと、今まで、父がみんなの供養も全部やって来てくれたんだあ、と改めて思いました。
優しいお気遣い、本当にありがとうございました。

No title

アンジェリケさん、こんばんは☆
お父様、お悔やみ申し上げます。
大変急なことでさぞかし心身ともに大変だったことでしょう。
しばらく落ち着かないと思いますが休息をしっかり取れますか?
アンジェリケさんの身体の事が心配になりました。

お父様は地域の方と親交があったこと、しみじみ感じました。
きっと素敵な人情味のあったお方なのでしょうね。

アンジェリケさん、親族をお若くして亡くされていたのですね。
なのにとっても前向きでパワフル!
尊敬します。

お父様をはじめ、お母様、弟さん、そしてご主人様、天国からアンジェリケさんの事、守ってくれますね。

シナモン君は大丈夫ですか?

Likaさん、ありがとう

Likaさん、こんにちわ~。最近、ご無沙汰していますよ、ごめんね。

丁寧なお悔み、ありがとうございました。
急な事で、遠い場所だったのでねえ・・・。

父は一人になってからも100軒足らずではあるけれども、小さな町全体の冠婚葬祭のお付き合いや、地元の作業など、キッチリとやっていたようです。
昔ながらの風習が残る田舎、大変なこともあれば、今回のようにご近所総出で助けてくれたり、ですね。

また、私とシナモン君のご心配もして下さって、重ねてありがとうございます!!。
お盆で、お忙しいのは分かっていたけれども、ご近所のお姉さん的友人に、シナモンの面倒と、お花の水やりを、全部丸投げでお願いしました。
有難かったあ~。

シナモンが、普段から時々面倒を見て貰っていたので、何の心配も無く行って来れました。
シナモンは「お母さんより、Sおばちゃんの方がいい♪。」って・・・。

8月に入ってからは連日の猛暑で、シナモンは食欲が落ちていました。
でも、帰ってきて直ぐに、いつものバリカンで丸刈りにしてやったら、すっかり元気が出て、ハイテンションです。
2㎝位しか体毛は伸びていなかったけれども、薄い毛皮を脱ぐだけで、エライ違うもんです。
ごめんね~、8月初めにしておけば良かったね。

アンジェリケ母さんは、19日からお仕事復帰しています。ちょおっと、今週は体がキツカッタ、でも、明日はお休みするものね。
プロフィール

アンジェリケ

Author:アンジェリケ
トイプードルのシナモン♂を息子兼旦那としてこよなく溺愛し、母と妻をしています。
お仕事は、薔薇と天使の雑貨やオブジェなどを扱うAngelique(アンジェリケ)を営んでいます。家庭料理のプチレストランを併設。
13年6月で丸9年。細々ーっと続けています。
Angeliqueの小さな庭で、薔薇と宿根草やカラーリーフを中心としたガーデニングを楽しんでいます。
お料理より土方仕事の方がずっと多い日々。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。